昨日、『Adobe Creative Suite 4 発表記念セミナーShortcut to Brilliant -最高傑作へのショートカット- 』に行ってきた。WebとVideoの2部を見た。
Shortcutの意味は、ツール間の連携の強化して、さっさとコンテンツを作り上げられる用にしましたということで、それが今回のバージョンアップの目的の1つらしい。
DreamWeaverやFlash,FireWorksのデモは雑誌などで紹介されているのと大体変わりなかった。
Video関連のデモは今回初めて見た。
Video関連のソフト群は、プレミアとアフターエフェクトとサウンドブースとアンコールがメインで、関連ツールとして、フォトショップとエンコーダーとフラッシュがかかわってくる感じ。
ビデオを扱いながら、複数のアプリケーションを連携させるために、OSはVistaで64bitのCPUで8Gのメモリを前提に最適化されているとのこと。
動画の書き出し形式にSWFがあった。動画部分をFLVにして、インタラクション部分をFlashにするようになっており、DVDへの書き出しとまったく同じ操作でSWFを出力できる。出来上がったSWFもDVDとまったく同じメニューからチャプターへのリンクが機能するようになっている。
プレミアとサウンドブースに音声を文字に書き起こす機能が入った。
これは、単語ごとに音声を認識していて、単語と音声のタイムラインを自動的にリンクさせながらテキストデータを起こすようになっている。
想定している利用方法は、編集作業の効率化と、SEO対策ということらしい。
メタデータを重視していて、音声データの内容をすべてテキストデータとして添付出来るようにしているようだった。
デモでは、FLVのプレーヤーの下部に検索ツールが付いていて、そこに文字を入れて検索をかけると、再生されている動画の中からその文字をしゃべる部分を検索し、そこからの頭出し再生が出来ていた。
XFLは今後のアドビスイートで中心的なファイルフォーマットになるらしい。
デモでは、アフターエフェクトからXFLを書き出していたが、フラッシュ側で読み込んだときの状態はまったく違和感なかった。
FlaファイルはなくなってXFLに統合するらしい。
共通ファイルフォーマットとしては、アドビサウンドフォーマットというのがあって、それは、たとえばフラッシュのシンボルとして現れるときはシングルレイヤーのステレオサウンドに見えるが、サウンドブースで開くとマルチレイヤーが出てきて、レイヤーごとに編集が出来る。
ツール間でリンクを維持できるようになっているので、サウンドブースでの編集内容はそのままフラッシュのシンボルとしても反映されている状態になる。
そういうパターンがショートカットということらしい。
似たような連携のパターンが殆どのアプリケーションの間で見ることが出来る。
あと、全般的な印象としては3D表現というのが殆どのツールで実現できるようななっていて、フォトショップで3Dモデルを開いてテクスチャを調整し、アフターエフェクトに読み込んで、3Dアニメーションを追加する。
それをXFL経由でフラッシュに読み込むと、フラッシュでも3D表現が出来るし、もちろんインタラクティブな機能も追加できる。
SWFに書き出せばFlashPlayerの普及率は99%で、あっという間に世界中にコンテンツを公開できるということらしい。
参考記事
http://www.macotakara.jp/blog/index.php?ID=1878
http://www.adobe.com/brilliant/?promoid=DNRZA
http://toyota.vo.llnwd.net/e1/toyota/iq/10/index.html