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梅田望夫さん「ウェブ時代・・・」

2008年05月12日

休日中に上の本を読んだ。
「ウェブ時代5つの定理」は、いま現在成功を手にしている人たちの、確かな目で時代を分析した上で発言された金言集。
著者は大量のドキュメントに目を通し、フィルタにかかった金言を書きとめておき、それらの金言を結びつけながら自分の発想得るらしい。
身の回りに、尊敬できる先輩や上司がいない人は、この本を読んでおけば5月病にならずに頑張れるはず。
「ウェブ時代をゆく」の方は、副題に「-いかに働き、いかに学ぶか」とあるように、前作の「ウェブ進化論」が概論で、こちらが各論といった感じ。
ウェブを利用すれば、天才は自分が目指す分野の王道で、何の障害もなく最先端の仕事をして、最高の評価を得られるはずであり、天才ではない人も、自分の興味のある分野の道(けもの道)で、自分の仕事に関心を持ってくれる人に、真摯に対応して行けばそれなりに生きて行ける、という感じの話。


まだ読み終わっていないのだが、上の本を今読んでいる。
「ウェブ時代をゆく」で言うところの、王道で成功を収めているgoogleの人たちの仕事振り(技術的な話)を素人にもある程度わかるように解説してくれている本。
これを読むと、ウェブにかかわる仕事の方法論は天才でも一般人でも同じなんだなあという感想を持つ。
要は、目的に対する障害をひとつひとつクリアしてゆくということ。
特徴は、コンピューター上の話なので、全てが数値化され対応策の結果が明確になるので、すごくクールに正誤判定が出るということ。
天才と一般人の仕事で違ってくる点は、目的の崇高さで、その差が作業の難易度に跳ね返ってくる。
片や全世界のドキュメントを検索し尽くすのが目的で、片や自分のEコマースサイトのファンがどれだけ快適に買い物をしてくれるかが目的になる。
仕事の難易度はすごく違うが、トライアンドエラーで、条件をクリアして行く思考作業の道筋はとても似ている。

実はこれらの本は、八重洲のブックセンターでひとつのワゴンにまとめて置かれていたお勧め本。
本屋のプロのなるほどのチョイスだなと関心した。