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Designing Content with Great Audio

2008年05月08日

Jason Levineともう一方フラッシュの担当の人と半々のセション。
Jason Levineさんは、SoundBoothの使い方の説明をしてくれた。
Jason Levineさんのブログ
Jason Levineさんは、こういうところにもコンテンツを提供しているらしい。
SoundBoothはサウンドの、ノイズ、ボリュームレベル、タイミングをビジュアライズされたインターフェイスで調整することを可能にしたツール。
セションでは、まず会話音声の後ろのノイズ(エアコンの音など)の削除の仕方のデモを行った。
SoundBoothでは通常のボリュームの波形表示のほかに、スペクトル表示をすることができて、そちらを見ると、ノイズと会話の音声を区別してみることができる。
エアコンなどの機械的に継続するノイズは、会話のスペクトルと無関係に、直線的なスペクトルで現れてくる。
わかりやすいのは、つまるところ、スペクトル表示上で、そのノイズのスペクトルがなくなれば、音声上のノイズも消えると言うことになるところ。
このタイプのノイズは、ノイズのサンプリングを取得して、それを消すように支持することで削除することができる。
その際に、会話の音声の方には極力影響が出ないように、SoundBoothが配慮してくれるようになっている。
次に、ヒスノイズを削除するでもをしてくれた。
ヒスノイズは、マイクに空気があたる音。
SoundBoothはスライダを調整するだけで、これを低減させることができる。
次のデモは、ドアを開け閉めするときの耳障りな金属音を削除するデモ。
これもスペクトル表示で確認することができ、そのノイズのスペクトル部分を範囲選択ツールで囲んで消去して除去した。
まるっきりPhotoShopなどと同じ感じで修正できる。
範囲選択ツールではなく削除用のヒーリングブラシを使うと、そのほかの音への影響を低減できるとのこと。
次に、カツカツ、コツコツ、プチプチ、などのノイズの削除。
背後に入ってしまったテレビの音声の削除。
不意に入ってしまった電話の呼び出し音の削除、などのデモを行った。
これらは全て、スペクトル表示で見ると、会話音声などと、著しく異なったスペクトルで現れてくるので、そのポイントを見つけて削除する。
次に、会話音声の途中でボリュームが急に変化してしまった場合の修正のデモ。
これは、ボリューム波形表示、波形の大きさを確認して揃えればいい。
これも、波形の見た目が揃えば、音量も揃うのでわかりやすい。
次にフェードカーブを利用したループサウンドの作り方のデモ。
フェードの調整をベクターの曲線を調整するように調整できるのでわかりやすい。
最後に、SoundBoothには、ノイズに対応したエフェクトのプリセットがあり、それらを適用して、ノイズを軽減できるという説明があった。

フラッシュのパートはSoundBoothのデモが押してしまったので、ちょっとしかなかった。
SoundBoothで調整したサウンドは、MP3形式で書き出して、Flashの読み込むのが基本的な流れ。
スクリプトで行う場合、AS3.0では、flash.media.Soundクラスを使う。

import flash.media.*;
var thefile:URLRequest=new URLRequest("---.mp3");
var thesound:Sound=new Sound(thefile);
theSound.play();

特徴的なのは、サウンドファイルをロードしないで再生できること。
もちろんロードして再生することも可能で、その際は、バッファなどの調整をSoundLoaderContextクラスを利用して行う。
また、チップスとして、音声ファイルをmp3形式ではなく、flv形式で書き出すと、コンポーネントが使えて便利と言う話があった。
AS2.0では、mp3でもコンポーネントは使えるので、AS3.0と仕様が変わったということらしい。

参考動画1
参考動画2