Papervision3Dのデベロッパーの一人のRalph Hauwertさんの話。
>>Ralph Hauwertさんが自分で作ったという、デモムービー。
個人的には今一な出来栄えだと思う。
>>PaperVision3Dを利用したリアルタイムレンダリングflash movieのデモ。
>>Papervision3Dのコンセプト
・使いやすい物を作りたいと思っている。
・flash内でインタラクティブなことができること。
・スモールサイズにしたい。
・スピードを維持したい。
など。
>>最近のバージョンでクリアした問題。
・テクスチャがひずむ。(参考記事:note.xから)
・Colladaデータのインポート。参照。
>>提案するワークフロー
コードとワークフローの分離。
(デザイナーが3Dに関するコードの中身を理解していなくても使えるということか?)
>>使いやすいもの:flashに近づけたい。
基本構成は以下のActionScriptのクラス群からなる。
・Scene:
3Dワールド。new Scene3D()という形で生成し、ここにaddChild(),removeChild()などのメソッドでオブジェクトの出し入れをする。
・Camera:
x,y,zのほか、回転用のパラメータもある。ターゲットを固定する、ターゲットカメラと、自由に動かせる、フリーカメラがある。
・Object:
複数の3角形の塊で構成される。x,y,zと回転で調整する。プリミティブオブジェクトが提供されている。ASE,Collada形式のデータをオブジェクトとして(アニメーションつきで)インポートできる。
・Material:
オブジェクトの表面をあらわすもの。ワイヤーフレーム。カラーマテリアル。ビットマップマテリアル(アニメーション可、外部ファイルのリンク可、シンボル可)、ムービークリップ(インタラクティブ可)、ビデオストリーム。
>>3dmaxを使ってPapervision3Dのオブジェクトを作るデモを行ってくれました。
・モデリングをする。(デモでは、ティーポットを出した)
・ライティングを入れる。
・シェーディングを入れる。
・UVWアンラップで、テクスチャを設定する。
・EditUVWで調整する。
・テクスチャを外部ファイルとして保存する。
・3DオブジェクトをCollada形式で保存する。
・flashにインポートする。(Collada形式のデータをPapervision3Dにインポートするためのコンポーネントがある)
・flashのシンボルとしてPapervision3Dのシーンを扱うことができる。
EarthMine
>>EarthMineというサービスが開発されている。
現実の写真を3Dパノラマに割り当てて、地図データと連動させる。
任意の位置にタグを設定したり、建物の大きさを測ることなどができる。
3Dパノラマのエンジンとして、Papervision3Dが利用されている。
参考記事1
参考記事2
>>ワークス
Showreel Q3 2007というデモビデオに、ワークスがまとめられています。
>>Papervision3Dは最新バージョンは2.0の開発が進められている。
1.xからの主なアップデートポイントは、
・UIを3D化しやすくなる。ムービークリップを意識した構造になる。
・Colladaの生成クラスがある。
・ポリゴン表示が速くなる。
・1つの3Dオブジェクトから、複数の表示結果を生成できる。(参考記事:note.xから)
・フォンシェーディングを実装。(波紋のテクスチャを60行ぐらいでつけられるという話)
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