前半の話。
ビルペリーさんは、モバイル&デバイス担当グローバルエバンジェリスト、ということで、モバイル端末で表示する、FlashLiteコンテンツの紹介でした。
ビルペリーさんのブログのMAX 2007 Japanのところにプレゼンで使用したPDFの資料をダウンロードできます。
このブログにはFlashLite開発関連の情報がかなり詳しく載っている感じ。英語だけど。
Flash Liteとは
・Flash Liteコンテンツを作って売っている会社は世界中にある。
・家電の中では、携帯が一番売れている。
・バージョン毎に機能の差異がある。1.1,2.0,2.1,3.0。
・コンテンツの種類としては、ゲーム、アプリケーション、壁紙、スクリーンセーバーがある。
・成功例
shockwave.com:ヨーロッパ、アジア、中心。ゲームサイト。日本サイト。
Moket:オーストラリア。ゲーム、アプリケーション。
普及例
・イギリス 熱帯魚を理解するためのコンテンツのデモ。イラストが豊富でわかりやすい感じ。
・インド 壁紙・アニメーションのデモ。インド風な絵柄。
・アメリカ ランダムに変化する壁紙のデモ。プログラム系のアニメーション。
・アメリカ shockwave.com。カジュアルゲームという類のコンテンツデモ。
・オーストラリア Mocket。白熊のかわいらしいアニメーションのスクリーンセーバーのデモ。
・中国 アニメ、ミュージックビデオのデモ。
・その他ゲーム、CBGLive.comのデモ。3D風のゲーム、ゴーストタワー。エアホッケーなど。左右ボタンのみでできるなどが共通点。
・アプリケーション SonyPictures 映画をFLVで見る。アーティスト情報と音楽を同時に表示・再生する。ミュージックストアへもリンクする。
・FLV フルスクリーン再生のデモ。
UIの例
・Pantech製品のインターフェイスデモ。
・Samsung製品のインターフェイスデモ。
living worldという待ち受け画面。世界時計。時計の背景に各地の風景画像。時刻に応じて空の色が変わる。電波の状況に応じて雲の量が変わる。
・LG Pradaのインターフェイスデモ。
・Sony Ericsson製品のインターフェイスデモ。組み込みメニューがflashでできている。携帯の向きの応じてメニューが変わる。
symbian os上でFlashi Liteは動くので、UIQとの連携が可能ということらしい。
Sony Ericcsonは、Developer WorldでAPIを公開しているので、携帯の向きを認識するコンテンツなども作れるらしい。
FLVの話
Flash Lite3からFLVを再生できるのでそのデモ。
ライブのストリーミングも可能というデモ。
会場をDVカメラで撮影しつつ、そのデータをメディアエンコーダでFLV形式に変換、RTMPでAkamaiのサーバーに送る。WiFiでそのデータをNokiaのFlashLite3をインストールした携帯に送る。
受け側は、WiFi,3G,EDGEでも可。
5秒~20秒くらいの遅れで、ライブ中継ができるとのこと。
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