Carlos Ulloaの話。
PCやPlayStationのゲーム製作の監督をしていたらしい。
その後、DoubleYou,Hi-ReS!で働いていて、今は3Dのモーショングラフィックとか、コマーシャル製作とかをやっているらしい。
それと並行して、オープンソースのFlashの3DエンジンPapervision3Dのプロジェクトリーダー的なことをやっているらしい。
全体の話の内容としては、Next Dimmensionというのは3 Dimmensionのことで、3D表現のデザインへの取り入れ方の解説。
3D表現といっても、グラフィックデザインのパーツとしての3D画像とか、Webページからリンクする3Dビデオということではなくて、体験型のインタラクティブコンテンツのベースを3Dにするという感じの話。
イギリスのSony BRAVIAのサイトを見ればどういうことわかると思う。
このようなコンテンツの製作のベースになる技術は、Papervision3Dというライブラリになる。
Papervision3Dの話。
Papervision3DはオープンソースのActionScriptのライブラリ。2.0と3.0と両方あるらしいが、高速な表示を実現するには、flashplayer9で実行される3.0を利用した方がよい。
MITライセンス。
ライブラリなので、FlexでもFlashCS3でも利用可能。
ただ、サイトにアクセスした感じは、ダウンロード待ちがすごく長い。
flashplayerの組み込み3Dワールドというわけではないので、3Dエンジン部分もデータとしてダウンロードしなければならないせなのかと思う。
製作メンバーとしては他に、
John Grden
Ralph Hauwert 紹介記事
Tim Knip 所属会社
ブログ1、ブログ2
製作方法についての考え方を変える必要があるという話。
通常のWebサイト製作の場合、プログラミング開発、グラフィックデザイン、3Dのアートの関係というのは、グラフィックデザインを中心として、プログラミングがアクション要素として、3Dムービーや静止画がアート要素として、グラフィックデザインに組み込まれて行くだけの話し。
けれども、3Dを利用した体験型のコンテンツを製作する場合は、考え方を変える必要がある。
この場合、プログラミングと3Dアート部分とグラフィックデザインはまったく同等にバランスをとる必要がある。
グラフィックデザインメインで製作をしている人は、3Dグラフィックの基礎知識が必須になる。
作業工数の比重の変化で見ると以下のような感じ。
通常のWebコンテンツ。
プログラム:0.5 グラフィックデザイン:1 3D:3
Next Dimentionなコンテンツ。
プログラム:1.5 グラフィックデザイン:1 3D:1.5
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