的確なカテゴライズ
インターフェイスは通常、全面が直接ユーザーに提示されるので、「使い易い」「使いにくい」「良い」「悪い」という全体的な結論はすぐ出るのだが、そこから先へ、理論的に分析を進めるのが難しい。
同時に色々な要素が絡まっているから、分析の論旨を整理するのが以外に難しい。
この本は、インターフェイスを構成する要素を、的確に分類して、イディオムという形でパターン化してまとめている。
的確な評価指針
インターフェイスをそのようなイディオムごとに分析すると、それぞれが十分にシンプルなので、明確に分析・評価し、結論を出せる。
それらの個々の議論を積み重ねてインターフェイスをデザインすれば、確実に「使い易い」「使える」インターフェイスを作ることが出来る。
この本は、そのようなインターフェイスの設計・評価に関わる指針を提供してくれる。
読んで損はない良書です。