認知心理学とかの講義でよく出てくる錯視とかのように、ちょっと不思議な脳の誤認識を取っ掛かりに、脳の情報処理の構造を説明する本。 読んでいて考え方を変えさせれたのは、錯視のような脳の反応は、気のせいとか気の持ちようなどのレベルではなく、脳の本質に関わっているということ。 ものを教える立場の人、もの表現する立場の人とかはぜひ知っておきたい内容だと思う。 紙面のレイアウトとか、コンテンツの構成だとかの批判的な考察が、脳の情報処理というすごく根本的な視点から行えるようになる気がする。
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